立ち絵についてのお話し、最後は出力作業についてです。
立ち絵が上がってきたら、それを表情差分ごとに1枚ずつレイヤーにしていきます。
そのあと、アルファチャンネル付きの透過PNGファイルに変換します。
透過処理を行うので、立ち絵は必ず透明なキャンバスに描かなければなりません。
一応、フォーマットをこちらで用意しているので、今まで間違えられたことはありませんでした。
ちなみにこの出力作業……思いの外、時間がかかってしまいます。
今でこそ片手用コントローラーやフットスイッチのおかげで、かなり時間短縮できていますが、最初の頃は大変でした。
なにしろ、『ヤンデレ彼女』の立ち絵は1000枚を越えているので。
『ゴシックの瞳』も、第2章の段階で1000枚を越えました。
服装差分がないのに……表情差分の多さがうかがえます。
『私立モンハン学園G』や『巡音ルカの事件簿』といった短編の場合は、100枚以下で済みます。
こうして出来た立ち絵は専用のフォルダに入れて、ゲーム画面に表示していきます。